このお話は
【1/2】職場『海外に転勤に行ってくれ』→三年の月日が経ち日本に帰国→俺『やっと一緒に暮らせる』妻『・・・』弁護士『お話があります』男性『申し訳ないが別れて頂きたい』→
の続きです。

665: 659 2017/04/12(水)00:26:40 ID:p6j
十日ほど経ち、弁護士から離婚届の受理通知が美鈴に届き離婚は成立したとの連絡がありました。
今後の手続きについて聞いた後、いつもは場数を踏んだ何処か流れ作業的で事務的な感じの弁護士が
終始困惑した口調であることに違和感を感じ、書類か手続きに不備でもあったのかと思い尋ねました。
弁護士は離婚の件に関しては問題無く受理されたが、美鈴の件で伝えたいことがあると言い
彼女が私と会って話がしたいと言っていると切り出しました。




私は断り電話を切ろうとしましたが、弁護士は慌てて、まだ美鈴とは代理人契約が残っており
騙して会わせるようなことはしないので、せめてお話だけでも聞いて頂きたい。
電話では話せない内容なのでお会いすることは出来ないか。そう言いました。私は一度だけとの条件で了承し日取りを決め、電話を切りました。

そして次の休日、もう行くことは無いと思っていた弁護士事務所へ赴き、扉を開けると
事務所は休みのようで職員は居らず弁護士本人に出迎えられ応接室へ通されました。

弁護士から美鈴が私に宛てた手紙入りの封筒を渡され、彼女に一切の助言はしていないと断りの上で以下の説明を受けました。
離婚届提出の日、男に管理されていた携帯電話を隙を見て取り戻し私に直接連絡をし、離婚を止めようとしたが繋がらず、
弁護士経由で私に連絡の最中、男に見つかり逆上して壊され

男を振り切り着の身着のままで家を飛び出し市役所へ駆け込み、離婚届の撤回を懇願したが取り合って貰えず
私に会いたい一心で住み慣れたマンションへ戻ると名札は外され空室になっており
藁にも縋る思いで弁護士事務所へ行ったものの既に閉まっており、そこで一晩を過ごしたこと。

666: 659 2017/04/12(水)00:27:16 ID:p6j
男との出会いは一年前で、私が帰国した時に綺麗になって喜ばそうと思い通っていたスイミングスクールで言い寄られ
既婚者で私を愛していると断っていたが心の隙を突かれ熱烈な求愛に心を奪われ、恋愛感情を持ち
ついには関係を持ってしまったこと。
その関係は一ヶ月ほど続き、浮ついた気持ちのままお彼岸に私の両親が眠る墓へ行き手入れをしようとした時
以前私に写真を見せられ温和な印象を持っていた両親に凄まじい形相で叱責されているように感じたことで
私のことを思い出し、私を裏切ってしまった罪悪感に苛まれ目が醒めたこと。
墓の手入れをしなければと何度もお墓の手前までは行ったが、どうしても墓前に行けなかったこと。

冷静な気持ちで男の言動を見れるようになってからは、自分とは全く違う世界の人間だと分かったこと。
それ以降は理由をつけて男との関係を断り、別れを切り出す機会を探していたが強引に求められたことがあり、
身辺の整理を済ませるまで待って欲しいと、心にもないその場凌ぎの言葉で男に目標を持たせてしまい、
意図とは全く異なる方向へ走り出した男にどうすることも出来ず、私に正直に話す勇気も出ず

私に心があると感付いた男に携帯電話を取り上げられ脅されて再び現実逃避に走り、言いなりになってしまったこと。
弁護士から離婚届の提出に行く連絡が入った後、急速に現実に戻ったこと。
男とはもう縁を切っており会ってはいないこと。

写真や会話については何も言えない。あの頃は完全に自分を見失っていた。謝ることしか出来ない。
美鈴は憔悴し終始泣いており、言い出せば切りが無いが、全て正直に話し心から後悔と反省をしている様子だったと言い
今すぐにでも私に会いたい。せめて連絡先だけでも教えて欲しいと言っている。
どうなされますか?弁護士は尋ねて来ました。

667: 659 2017/04/12(水)00:29:03 ID:p6j
私は少し間を置き、特にお会いしてお話しすることも、お伝えすることもありません。
これから予定が入っていると言って手紙を仕舞い、不適切かも知れませんが
私が弁護士に交渉される立場にも関わらず、円滑に離婚を進める為の適切な助言を戴いたお礼として
少し包んでお渡しし、以降の交渉は行わないことを告げました。
去り際、職務上信用に関わる問題があるので本人の許可が無い限り連絡先は教えないが気が変わればいつでも連絡して来ても構わないことと
美鈴本人が書いた手紙に必ず目を通すことを勧められ、私は一礼し事務所を後にしました。

階段を下り外へ出るとそよ風が吹き空は晴れ渡り、気持ちの良い天気で散歩でもして帰ろうと思い
当ても無く歩きました。休日を楽しむ人々が行き交う街中の喧騒は遠ざかり
河口沿いの整備された遊歩道を歩いていました。

公園を見つけ木陰のベンチに座ると、子供たちの声が聞こえ目を向けました。
幼い子供たちと夫婦が楽しそうにボール遊びをしている幸せな家族風景。
私が思い描いていた将来の夢だった風景を暫く眺めた後、手紙を取り出し開くと、
美鈴の筆跡で丁寧に隙間が無いほど埋め尽くされるように何枚も書かれていました。

遅くなってしまったが、海外勤務三年間の慰労と、たくさんお土産を用意してくれていたことへのお礼。
上位部署への配属と昇給したことのお祝いの言葉から始まり退院後の私の体調を気遣う言葉。
包み隠さず書いた弁護士が説明した内容に反省と後悔と謝罪。愛されたことへの感謝。
最後に、私と語り合っていた将来の夢の実現を手伝わせて欲しい。叶わぬのであれば
せめて繋がりだけは断ち切らないで欲しいとの言葉。そして美鈴の現在の住所と電話番号が書かれていました。

共に暮らし、私を愛し、私が愛した美鈴が居るような気がしました
電車の中で遠慮がちに声を掛けて来た美鈴、顔を真っ赤にしながら告白して来た美鈴、
砂浜で夕日に照らされた美鈴、夏祭りで花火を見つめる美鈴。
意を決したプロポーズで目に涙を一杯に溜めて私に抱き付いて来た美鈴。
ウエディングドレス姿の美鈴。何気ない日常の中の美鈴。
海外支社へ出発の日、空港で手を振りいつまでも私を見送ってくれた美鈴。
美鈴に戻って来て貰えるのであれば一からでもやり直そうと決意したあの日。
様々な思い出と記憶が、私の中を駆け巡り暗闇の中に小さな明かりが灯ったような気がしました。

668: 659 2017/04/12(水)00:29:46 ID:p6j
しかし、その灯を燃え上らせる情熱は枯渇し、虚しく消え去り、再び訪れた暗闇の中には、忘却という寂しさがあるだけでした。

気が付くと心地良かったそよ風は強い風へと変わり木々は騒めき、幸せそうな家族の風景も
子供たちの笑い声も消え人気は無くなっていました。
私は吹き荒む風の中、手の力を緩めると手紙は風に乗り彼女の記憶と共に海原へと舞うように消えて行きました。
私は暫く目を閉じた後、ゆっくりと立ち上がり、歩けるところまで歩いて帰ろうと思い家路に就きました。


これは僅か二ヶ月と少しの間の出来事です。
人生一寸先は闇。何もかも崩れ去り、私の心も変わり果てていました。

671: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)03:13:39 ID:Ec8
長くて読む気ないから誰か3行でまとめといて

672: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)04:08:02 ID:CQH
恋愛結婚をした
海外赴任に妻をおいて3年行っていたら浮気された
離婚を迫られたので離婚したら元妻がジュリ化したがもう関わりたくない

673: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)06:02:53 ID:xgr
>>668
最後ボロボロになった汚嫁が現れて再構築するパターンだとばかり思ってたが違うのか?

676: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)08:30:18 ID:hjW
>>668
なんの仕返しもしてないのか 腑抜け
というかオチがないじゃん ボツだよこんなの

678: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)10:17:13 ID:xgr
何かイラつく文体と内容やな

679: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)13:10:42 ID:uea
作家の批評会になってて笑った

682: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)20:33:57 ID:Zaa
短大出で海外勤務ねえ 海外しかも帯同が難しい場所ならなおさら
一時帰国が何回か出来るので3年の月日は流れないかなw

684: 659 2017/04/12(水)21:44:31 ID:p6j
書き辛い雰囲気ですね…

685: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)21:52:00 ID:LZP
>>684
そうだね
だからこのまま消えろ
「もう来ません」とかもいらないから
金輪際、何も書き込むな

686: 659 2017/04/12(水)21:56:13 ID:p6j
そうします。

687: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)21:59:06 ID:xgr
まだ続きあるのか?

688: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)22:10:11 ID:xgr
>>686
何かイラつく文体だけどまだあるんなら書けよ

689: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)23:40:44 ID:Ec8
いりません

691: 名無しさん@おーぷん 2017/04/12(水)23:45:57 ID:xgr
>>689
あんたは良くてもまだ続きあるんなら読みたいんだが

696: 名無しさん@おーぷん 2017/04/13(木)07:19:10 ID:I0A
>>685>>689
お前らバカだろ!このまま続きが読めなくなったらどうすんだよ!!!

713: 名無しさん@おーぷん 2017/04/15(土)07:52:43 ID:L5i
>>659
その後の話は?

716: 名無しさん@おーぷん 2017/04/15(土)15:00:09 ID:3HN
>>659
自分じゃ書けない嫉妬ちゃんの煽りに便乗してねぇーで、さっさと最後まで書けよ。
それともネタ切れで、これ幸いと煽りに乗ってトンズラしたのか?
あんだけ長々と書いたんだから、途中放棄すんな。

718: 659 2017/04/15(土)19:29:06 ID:QmT
もどかしい思いをさせてしまい申し訳ない。手短にお話しします。


続きは有りません。あれ以来一度も会っていません。それまでの関係です。

ただ、離婚前後は、正直に申しまして、彼女を許そうとする気持ちへ傾く度にあのメモリーカードに記録された写真と会話が思い浮かび
許さないという感情に支配され、時間が経てばまた許そうと思い始めることの繰り返しでした。
あのメモリーカードに気付かないまま埃と一緒に処分していれば違った人生になっていたのかも知れない。
そのように思っていたと書きたかっただけです。

以上、失礼しました。

719: 名無しさん@おーぷん 2017/04/15(土)21:07:30 ID:3HN
>>659
何で659は、自身の弁護士立てずに自分で対応したんだ?
最後の最後に元嫁を許せなかったのは解るが、今は後悔は無いのかい?
それと、会社にも問題有るんだが会社は659の離婚に対して何か対応してる、と言うかどう考えてるんだ。
短期出張の予定が3年になって、その間帰らせないとか会社の責任は重いぞ。

720: 名無しさん@おーぷん 2017/04/15(土)21:39:38 ID:FZ1
>>718
何で慰謝料安くしたんだ?
俺だったら大金ふんだくるけどな

721: 659 2017/04/15(土)21:39:50 ID:QmT
>>719
補足します。

弁護士同士の交渉になれば、それこそ離婚しか道が無くなると思ったからです。

時が癒してくれます。

実際はどうであれ上手く話してとりあえず行かせておけば後は何とかする。私生活は個人の問題。そんなものです。

勿論定期的には一時帰国していましたし、連絡も取ってはいました。
三年目の海外赴任中最後の一時帰国の時だけ彼女の様子に違和感を感じてはいましたが
まさかそんな大事だとは思わず自宅で居るのも僅かの日にちだけでしたから
もう少しで帰れると元気づけるだけで済ませました。

722: 659 2017/04/15(土)21:43:57 ID:QmT
>>720
あの男に情を掛けられたく無かったのと
私にとってもはや彼女はその金額に見合った価値が無いと思ったからです。

723: 名無しさん@おーぷん 2017/04/15(土)22:00:39 ID:FZ1
>>722
じゃあ元嫁を一緒に連れて行こうとは思わなかったのか?

729: 659 2017/04/15(土)22:31:23 ID:QmT
>>723
共働きだったのと、私、欧州の金融センターで高級なスーツ着て椅子に座ってふんぞり返るようなエリートでは無いです。
熱病に感染の疑いで大体どの辺りへ赴任していたかお察し頂けると思います。単身赴任一択でしたね。

では、今度こそ失礼します。

731: 名無しさん@おーぷん 2017/04/15(土)22:36:09 ID:FZ1
>>729
ちょっ最後に
離婚してからずっと独身なのか?

732: 659 2017/04/16(日)07:31:26 ID:Nay
おはようございます。

>>731
遠くて近い遠戚の女性と再婚しています。
笑顔の絶えない家庭を目指していますよ。


引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その21】


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