image931

689: 名無しさん@おーぷん 2014/06/16(月)14:07:32 ID:g3Tx07xwV

自分のやった復讐ではないのですが……
痛いの苦手な人は読まないでください

私は老人介護施設で働いていたのですが70代のお婆さんがいました
仮に鈴木花子さんとします

花子さんは病気の後遺症とと加齢で足腰は弱いのですが、他は健康で
ボケもなく「手のかからない」入居者で性格も穏やかだったので
職員からも人気があり、私も空き時間にはよく話をしていました

彼女がよく話す話題の一つに「いじわるな姑をぶん殴った話」がありました

鈴木家はその地域では名家といわれる女系一族で、珍しく生まれた息子に
嫁いできた花子さんを姑がさんざんいびったそうです

彼女は「いじわる」という表現をしていましたが、一人だけご飯が少ないとか
重いタンスをわざと足に落とされた上に治療と称して爪剥がれたとか……
かなりひどくやられたようですが、花子さんは「昔の話だからね」と軽い調子でした

ずっと我慢してきた花子さんは、ある日自分だけではなく自分の娘まで
いじわるされてるのを見てついにブチ切れて、姑をぶん殴ったそうです
「お義母さんがふんぞり返ったままバターンって後ろに倒れたのよ!
花子―!って怒鳴りながら鼻血がどばーって出ててねーw」

ケラケラ笑いながら面白おかしく話してくれます

「その後は大丈夫だったのですか」と聞くと姑だけは大騒ぎしましたが
その頃の花子さんは娘だけではなく跡取り息子も産んでいたし、舅の介護もあり
周りも姑のいじわるが行き過ぎている事を知っていたのでうやむやに終了
それからも姑からちくちく嫌味はあったそうですが、殴られたのが利いたのか
直接的な事はなくなって、最終的に花子さんに看取られて亡くなったそうです

何年もして、やがて花子さんは施設でそのままお亡くなりになりました

病気も怪我もなく、大往生で病院に行くこともありませんでした
息子さんや娘さんやその配偶者さんは仕事の都合もありまして
花子さんと同居することはありませんでしたが、仲はとても良くて
「苦しまないのはよかったけど」と言いつつ、涙涙のお別れでした

続きを読む