330: おさかなくわえた名無しさん 2009/10/27(火) 20:29:59 ID:SkGvkKYm

まだWindowsが3.1だった頃のお話。

当時中学3年生だった自分はパソコン部を立ち上げて初代部長に収まり、
プログラム書いたり同級生(PCゲーム)やぷよぷよで遊んだりしていた。

当時の他のメンバーは、航空自衛隊空佐の娘で
同人作家志望の腐女子Aちゃん、ヤ○ザの息子で右思想で
警棒常備で何故か小説書くのが得意な超問題児B君、
ラジオライフ読者で無線、ビデオ撮影、編集の達人のY君、
昨年までいた陸上部が諸般の事情で潰れて流れてきた握力70kgのI君と、人材豊富すぎる部だった。

その年に入ってきた社会教師(ハゲ)が絵に描いたようなクソ左系教師で、
お約束のようにAちゃんを「人ごろしの子」呼ばわり。
他にも色々あって、我々パソコン部は堪忍袋の緒が切れた。
文化祭のパソコン部の展示で報復する事に決定。

俺:当時のPC-98の性能を限界まで引き出したゲーム「○○の拳」を製作。
 ちなみに○○にはハゲ教師の名前が入る。
 全12章に及ぶ超大作で、当時珍しいテーマソング付き。FM音源の限界に挑んで
 PCで音声合成モドキ(今で言う初音ミクみたいなの)を実現。
  「ハゲ」としか歌えなかったが… テキスト量だけでいったら当時のFFを越えていた…と思う。
  あと、相性占いプログラム。但し、入力された名前をこっそりセーブしているというトラップ付き。

Aちゃん&B君:Aちゃん挿絵、B君本文で官能小説「ハゲ達の午後 番外編」を製作。
内容は今で言うところの鬼作みたいなやつ。

Y君:自衛隊のプロモーションビデオとドキュメンタリー作品「○中スペシャル 太平洋戦争の真実」を製作。
   全編「ハゲ先生はこう言っていたけど実際はこうだった」という論調。内容はゴー宣みたいなの。

I君:整理係 兼 用心棒(PCに全然詳しくなかった)

よく考えると半分以上がパソコンと関係ない展示だが、来客にはどれもバカ受け。
校長先生にも大好評だった。
案の定ハゲ先生はファビョったが、
B君の「無理矢理中止させたら親と一緒に伺いますよ」の一言で沈黙。

文化祭後、ハゲ先生の勢いは完全に衰え、
生徒たちにおちょくられる存在に成り下がった。

その後、俺はAちゃんとつきあい始めて…なんて話はなく、
それぞれ別々の高校に進学して散り散りになったが、
今でも同窓会で集まると、当時のパソコン部の話で盛り上がる。あの頃は本当に楽しかった…


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